2023年12月基調的なインフレ率を捕捉するための指標

投資のためのファンダメンタルズ分析

結果の概要

  1. 基準年ごとの対象期間は以下の通り。
    1. 20年基準:2021年01月から2023年12月
    2. 15年基準:2016年01月から2020年12月
    3. 10年基準:2011年01月から2015年12月
    4. 05年基準:2006年01月から2010年12月
    5. 00年基準:2001年01月から2005年12月
  2. 刈込平均値(Figure 1,Table 1)、加重中央値(Figure 2,Table 2)、最頻値(Figure 3,Table 3)、上昇品目比率-下落品目比率(Figure 6,Table 6)いずれの系列でも他の期間と比較した場合の2022年以降の物価の上昇速度の速さと上昇率の大きさが目立つ。
  3. 但し刈込平均値と上昇品目比率(Figure 4,Table 4)は3か月連続、加重中央値は2か月連続で数値は低下しており、下落品目比率(Figure 5,Table 5)は3か月連続で上昇していることが確認される。
Figure 1: 刈込平均値
Table 1: 刈込平均値
年月 20年基準
1 2023年01月 3.1
2 2023年02月 2.7
3 2023年03月 2.9
4 2023年04月 3.0
5 2023年05月 3.1
6 2023年06月 3.0
7 2023年07月 3.3
8 2023年08月 3.3
9 2023年09月 3.4
10 2023年10月 3.0
11 2023年11月 2.7
12 2023年12月 2.6
Figure 2: 加重中央値
Table 2: 加重中央値
年月 20年基準
1 2023年01月 1.1
2 2023年02月 0.8
3 2023年03月 1.0
4 2023年04月 1.2
5 2023年05月 1.4
6 2023年06月 1.4
7 2023年07月 1.6
8 2023年08月 1.8
9 2023年09月 2.0
10 2023年10月 2.2
11 2023年11月 1.7
12 2023年12月 1.6
Figure 3: 最頻値
Table 3: 最頻値
年月 20年基準
1 2023年01月 1.6
2 2023年02月 2.1
3 2023年03月 2.7
4 2023年04月 2.8
5 2023年05月 2.9
6 2023年06月 2.9
7 2023年07月 3.0
8 2023年08月 3.0
9 2023年09月 2.8
10 2023年10月 2.6
11 2023年11月 2.4
12 2023年12月 2.4
Figure 4: 上昇品目比率
Table 4: 上昇品目比率
年月 20年基準
1 2023年01月 80.3
2 2023年02月 81.0
3 2023年03月 82.6
4 2023年04月 84.3
5 2023年05月 84.9
6 2023年06月 85.1
7 2023年07月 85.6
8 2023年08月 86.0
9 2023年09月 87.0
10 2023年10月 84.7
11 2023年11月 83.0
12 2023年12月 82.0
Figure 5: 下落品目比率
Table 5: 下落品目比率
年月 20年基準
1 2023年01月 12.6
2 2023年02月 11.7
3 2023年03月 10.0
4 2023年04月 9.2
5 2023年05月 8.8
6 2023年06月 9.2
7 2023年07月 8.4
8 2023年08月 8.2
9 2023年09月 7.3
10 2023年10月 9.6
11 2023年11月 11.3
12 2023年12月 12.1
Figure 6: 上昇品目比率-下落品目比率
Table 6: 上昇品目比率-下落品目比率
年月 20年基準
1 2023年01月 67.6
2 2023年02月 69.3
3 2023年03月 72.6
4 2023年04月 75.1
5 2023年05月 76.1
6 2023年06月 75.9
7 2023年07月 77.2
8 2023年08月 77.8
9 2023年09月 79.7
10 2023年10月 75.1
11 2023年11月 71.6
12 2023年12月 69.9

関連リンク等

Tip
  1. 消費者物価指数は、消費税率引き上げ・教育無償化政策、旅行支援策の影響を除く。
    • 2020年4月以降は、高等教育無償化等の影響も除いた日本銀行調査統計局の試算値。
  2. 刈込平均値は、品目別価格変動分布の両端の一定割合(上下各10%)を機械的に控除した値。
  3. 加重中央値は、価格上昇率の高い順にウエイトを累積して50%近傍にある値。
  4. 最頻値は、品目別価格変動分布において最も頻度の高い価格変化率。
  5. 上昇・下落品目比率は、前年比上昇・下落した品目の割合。総合(除く生鮮食品)。
  6. 出所: https://www.boj.or.jp/research/research_data/cpi/cpirev.pdf

データ出所

  • 日本銀行

最終更新

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[1] "2024-02-15 15:37:11 JST"

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